カテゴリ:美術展( 35 )

金曜日、やっと上野の森美術館の「フェルメール展」に行ってきました。
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最後の展示室に、8点のフェルメール作品が並んでいることに、感激!
現存するフェルメールの作品は35点と言われていますから、その1/5ほどが東京で見る事ができる事に感謝です。
有吉玉青さんの『恋するフェルメール』を読んで以来、フェルメールの作品が東京に来日すると、美術展に足を運んでいますが、この作品数は圧巻で嬉しい102.png

有名な「牛乳を注ぐ女」
働く女性の姿、テーブルの上のパン、永遠に注がれていると表現されている牛乳の存在感が圧倒的です。
「マルタとマリアの家のキリスト」
宗教絵画ですが、テーブル掛けが他の作品と同じようねと思ってしまいます。
「真珠の首飾りの女」「手紙を書く女」「リュートを調教する女」
特徴的な毛皮の縁取りの黄色の上着をまっとた女性の絵画が三枚並ぶことに感動!
この中では、細部の光の表現が素晴らしい「手紙を書く女」が特に好き。
この5点は2回目ですが、3回目が「手紙を書く婦人と召使」
舞台の一場面のような印象をもつ絵画

今回の日本初公開の「ワイングラス」と「赤い帽子の女」
「ワイングラス」は、人物から室内の様子、窓のステンドグラスと細かなところまで描き込まれているところが素晴らしい。
以前にみた「ワイングラスをもつ女」より、ずっと上品で素敵
「赤い帽子の女」は、肖像画として描かれたように思います。

この展覧会は、日時指定制で2500円
ちょっと高いなと感じていましたが、混んではいたけれども、無料の音声ガイド付きで一枚一枚ゆっくりと鑑賞できました。

来日していない「デルフトの眺望」や「水差しをもつ女」「天秤をもつ女」も見たい!
旅にでないとダメかしら・・・

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せっかく上野まできたし、シャンシャンに会いたいと、動物園の入り口まで行ったら120分待ちで断念137.png
その晩に、来週からのシャンシャンの完全独り立ち移行のお知らせを知り、ちょっとショック
シャンシャン頑張れ!
シンシンは子育てお疲れ様!




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by greenkatastumuri | 2018-12-09 00:18 | 美術展 | Trackback | Comments(0)
今日は体育の日
52年前に東京オリンピックの開会式が行われた日
当時小学校5年生だった私は、記憶が強烈に残っています。
オリンピックだけでなく、実家そばの貨物線が新幹線に変わったなど、小学生の間の東京の変化に、子どもながらも驚きました。
あの頃は変化を嬉しく思っていましたね。
これから4年後のオリンピックに向かい、東京が日本が、少しでもよい方向に行って欲しいと思います!!

9月の下旬に、ヘルスチェックの後に平日休みを取りました。
たっぷり時間がありましたから、3つの展覧会をはしご001.gif

まず、六本木のサントリー美術館の「鈴木基一 江戸琳派の旗手」
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鈴木基一は、江戸時代後期に江戸で琳派再興をはたした酒井抱一の弟子
今までの琳派の美術展でも、有名な「風神雷神図」の俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木基一と、流れの上で取り上げられることが多く、基一の単独の美術展は珍しいと思い出かけました。
酒井抱一のファンとして、師弟共作の作品があったのも嬉しい012.gif
やはり、有名な「朝顔図屏風」は圧倒的な迫力
尾形光琳の「燕子花図屏風」を意識した色彩、大胆なデザイン

a0275676_2250591.jpg幕末動乱前に亡くなった基一ですから、時代を先取りした新しさがあります。
「向日葵図」のひまわりは、ゴッホをも思わせるような描写で、本当に驚きました005.gif
今回のお気に入りは、「水辺家鴨図屏風」ちょっとおデブなアヒルたちが、鳴き声が聞こえてくるように歩いている様を描いた屏風
後ろ姿まであって可愛いので、ファイルを購入
掛け軸の表装部分まで描いて、遊び心が伝わってくる掛け軸も数点展示されて、面白く工夫する粋な江戸の人を、基一に感じました。








その後は、その日まで開催されていた六本木ミッドタウン1階の富士フイルムの写真展
「世界動物遺産 最後の一頭にしてなるものか」
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白熊だけでなく、チーター、ペリカン、サイ、タスマニアデビル、ペンギンなどなど
絶滅危惧種の指定を受けている動物たちの写真が展示されていました007.gif
地球からいなくなってしまう運命は避けて欲しいと、心から願う写真展
世界中の写真家のリアルな写真、獲物を襲うライオン、口の周りに血が付くチーターなど
この岩合さんのお花畑の白熊のみ、写真OKでしたが、どれも迫力満点

a0275676_22523681.jpg3つ目は、広尾の山種美術館へ
「浮世絵 六大絵師の競演」
美術館所蔵の鈴木晴信・鳥居清長・喜多川歌麿・東洲斎写楽・葛飾北斎・歌川広重の浮世絵がズラリと並び、浮世絵の変遷がわかるようで、楽しい時間でした。
写楽の浮世絵は、やはり珍しいので嬉しい
開催期限ギリギリセーフでしたから、ラッキーでした006.gif

驚いたことに、写楽の2点のみ、フラッシュを使用しなければ撮影がOKだったこと
息子が先日メトロポリタン美術館でフェルメールの写真を撮影してきて、海外はOKなのねと思ったばかりでしたので・・・
作品保護やモラルの問題もあるので、どちらが良いかは一概には言えませんが、日本の美術館も変化のきざしがあるのかもしれませんね。

半日あまりで3つの展覧会を回って、楽しいお休み053.gif
退職後の楽しみにするためには、一番は脚力かしらも実感です。
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by greenkatastumuri | 2016-10-10 23:01 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

ピーターラビット展

今日の東京は、やっと晴れて洗濯物が気持ちよく乾きました。
台風や長雨の被害にあわれた方には、申し訳ないのですが・・

a0275676_2033295.jpg金曜日の夜に、渋谷のBunkamuraの美術館の「ピーターラビット展」へ行ってきました。
ピーターラビットの大ファンの娘のおすすめ。
彼女の昼寝の時の絵本は、『ピーターラビットシリーズ』が、定番でしたから。
何気にシニカルな内容なのに、可愛い絵が幼い彼女を虜にしたのかなと、思います。
小さいサイズの絵本は、読む母親も楽だったなと、懐かしい思い出もよみがえってきました001.gif

今回は絵本シリーズの原画・資料など200点が、来日
「作者のビアトリクス・ポターの生誕150周年」のサブタイトル

水彩・インクの繊細な絵がずらりと、それぞれの話の順番で並んでいるのには、感激053.gif
独特のサイズの小さな絵本の実寸大の原画ですから、老眼の私には、眼鏡をかけたりはずしたりの動作が必要でしたけどね。



a0275676_20334447.jpg金曜日の夜はあまり混んでなく、ゆっくりと楽しむことができました。
スケッチも数点展示されていましたが、やはり作者のビアトリス・ポターの才能は素晴らしい!
娘が休みを取って行った平日は、私の年代が多かったそうですが、逆に夜は娘世代が多く、皆子どもの頃から楽しんでいたのでしょうね、と思いました。
ピーターと従兄弟のベンジャミンが好きなので、他の絵本やカードの原画に彼らを見つけるという楽しみもありました003.gif
我が家にある、孫娘に甘い父がイギリス土産で買ってきたすごろくが展示されていて、ビックリ005.gif

このブログを始めたころに作者の伝記であるジュディ・テイラー著の「ビアトリクス・ポター」を、読みました。
才能豊かで強固な意志の持ち主であり、このシリーズの印税で湖水地方のナショナルトラストの自然・文化保護を行ったことは、尊敬する人物だと思った印象があります。
今回大切にしていた人形が数点展示されていて、やはり頑固だけでなく可愛らしい一面を持った女性だったと感じました。


a0275676_2037951.jpgその時も思いましたが、絵本の世界が残っている湖水地方に行きたいな!!
専業主婦時代に作ったシャドーボックス、今でも玄関に飾ってます012.gif
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by greenkatastumuri | 2016-09-25 20:39 | 美術展 | Trackback | Comments(2)

大人気の「若冲展」

今日でゴールデンウィークも終わりです009.gif
私は前半の三連休は家族事、後半の三連休は遊びと家事&ダラダラと休養

昨日は出勤でしたが、仕事量が思ったより少なかったため、午後半休して、思い切って「若冲展」に行ってきました。
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連日、ツイッターなどの情報により60分は当たり前で120分という待ち時間をみて躊躇していましたが、今月は自分のために有給は取れそうもないから、並ぶ事を覚悟して上野へ!
1時間弱並びましたが、並んだ甲斐はありました038.gif

「動植綵絵」の圧倒的な色彩の鮮やかさ、絵に酔った気持ちになりました。
「釈迦三尊像」とともに、10年の歳月をかけて描かれた「動植綵絵」
緻密さ、色の洪水のような30幅は、見事の一言!!
伊藤若冲の絵画にかける執念を感じましたが、相国寺に寄進した経緯を考えても、宗教心のなせる完成度なのかなとも、思いました。
現在宮内庁所蔵のおかげか、250年ほど前に描かれたとは信じられないほどの、華麗さ

30幅は8幅が鶏、その他も鳥、虫などですが、実際に魚と貝を描いた3幅に驚きました005.gif
貝は、明らかに日本にいないものも描かれていて、鎖国時代の若冲がどこで見たのか興味津々
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a0275676_2021102.jpg順番を無視して「動植綵絵」を最初にみたからか、水墨画でほっとしたような気持ちに・・・
「葡萄図」、「蓮池図襖絵」、ユーモアのある「三十六歌仙」など、印象的です。
「鶏の画家」と言われる若冲は水墨画でも、彩があるようです。












スケッチ風の「菜蟲譜」が好きです003.gif(写真は絵葉書がないからファイルを購入)
京都錦市場の八百屋さん出身の若冲が、蕨、クワイ、葡萄、枇杷など野菜と果物を、淡い色彩で描いたもの、最後には昆虫の姿も
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最後に、アメリカ人のプライス氏のコレクションが展示
小さな方眼で描かれた斬新な「鳥獣花木図屏風」があり、モダンアートと言ってもいいかなと、江戸時代の画家の発想の素晴らしさを、あらためて思いました。
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斬新さは、ポスターにもなっている「動植綵絵」の有名な鳳凰の羽のハート型を見たときにも驚きましたけれども006.gif

a0275676_20225440.jpg土曜日に急いで行った理由の一つは、今日までで展示替えになる「百犬図」を見たかったからです。
やはり、可愛い053.gif
もう少し会期を延ばせば、これほど混まないと不満はありますが、「生誕300年記念 若冲展」は、類まれな日本画家の作品をまとめて鑑賞できて、とても楽しい時間でした。
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by greenkatastumuri | 2016-05-08 20:29 | 美術展 | Trackback | Comments(2)
1週間以上経ちますが、あの大震災から5年目の節目を迎えました。
まだまだ「復興」にはほど遠いようです。
被害の少なかった東京の住民の私にも、あの日の記憶は鮮明です。
あらためて、犠牲者の方たちのご冥福をお祈りします。
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a0275676_184873.jpg滑り込みで、やっと先週の平日休みで六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催の「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」に、友人と行くことができました
フェルメールとレンブラントは各1点


フェルメールの「水差しを持つ女」は初来日
他の画家の作品をみた後にみると、別格な感じがします053.gif
この作品はフェルメールの技量があふれているように思いました。
とても小さなサイズの絵
窓から入る光の室内、窓に映る雲、水差しのお盆に反射しているカーペット、ウルトラマリンのスカートの青色、繊細な表情の女性とその被っている布の影など、本当に小さな絵の中に発見がいっぱい!!
素晴らしい世界が絵の中に描かれていますが、描かれている女性は誰でもよかったのかなと、不遜にも思ってしまいました。
最近、毎年のようにフェルメールの作品が来日するから、贅沢な気持ちになっているのかもしれませんね006.gif

レンブラントの戦いの女神の「ベローナ」は、戦いの女神とはあまり思えませんが、光に輝く鎧が印象的

a0275676_17585943.jpg17世紀のオランダは貿易で栄えた国、海洋画という船の描かれた絵も多くありました。
静物画の「貝類と杯のある静物」に描かれている物が東インド会社からもたらされているという説明を読んで、納得

昼食はこの絵画展と提携したランチ
sakura食堂の「オランダ御膳」
オランダの伝統料理である野菜の見込みとクロケットと玄米ご飯でヘルシー






おやつは、卵料理専門のエッグエクセレント
ココナッツパンケーキも魅力的でしたが、お腹いっぱいなのでシフォンケーキ
アボガドが入っていて、初めて食べました。
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甘くないヨーグルトソースとさわやかなレモンハニーをかけていただきます。
とても美味しい
このお店は、入り口もペンも、丸い卵のモチーフがいっぱい
エッグベネディクトが有名なようですから、今度はランチで訪れたいです。

フェルメールも堪能できて、お洒落な六本木ヒルズでの楽しい休日となりました003.gif

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by greenkatastumuri | 2016-03-19 18:05 | 美術展 | Trackback | Comments(6)

三井家のおひなさま

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先日、三井記念美術館の毎年恒例の「三井家のおひなさま」展に行ってきました。





代々の三井家に伝わるお雛様が展示されていて、気分はいっぺんに春気分!
贅沢な造りのお雛様たち、立雛もありますが、それぞれの三井家の段飾りのお雛様は細工が見事の一言038.gif
三人官女ならぬ五人官女ですし、子どもの無事息災を祈る犬筥(いぬばこ)は初めて見ました。
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お雛様だけではなく、それぞれに伝わるお人形もかざられていて、愛情が伝わってくる展示でした。

面白かったのは、三越の前身の越後屋呉服店のカタログだったという明治時代の木版画
色鮮やかで、下には英語の説明005.gif
限られた顧客にのみ渡されたのでしょうね。

三井記念美術館は、国の重要文化財の三井本館の7階にあります。
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昔ながらのエレベータに乗って到着、元三井財閥の役員室や役員食堂の内装をそのままに利用しているため、格調高く、壁の照明も素敵!

春気分のまま、目の前の室町コレドの穴子専門店の「玉ゐ」さんへ
お雛様と言えばちらし寿司、「穴子ちらし寿司」を、穴子大好きな私の誕生日のお祝いで、娘がご馳走してくれました003.gif
見た目も綺麗で、ふっくら穴子もいっぱい、大満足です。
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a0275676_21413042.jpgそして、デザートは三井本館の隣の三井タワーの老舗千疋屋の柑橘系パフェ
久しぶりにパフェを食べましたが、贅沢で上品な美味しさ
お値段も贅沢ですが・・006.gif

最後は、嵐の桜井君と相葉君が仙台で食べたと会報の載っていた大丸1階のズンダシェイク
枝豆の甘さが伝わってきて、美味しく身体にもよさそう012.gif

若い頃の職場が三井本館の隣でしたから、懐かしくて、娘が私のリクエストにより付き合ってくれて、楽しい気分転換になりました001.gif
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by greenkatastumuri | 2016-02-21 21:53 | 美術展 | Trackback | Comments(4)
土曜日、毎週1回の皮膚科の帰り道に「プラド美術館展」へ行ってきました。
丸の内の三菱1号館美術館、大好きな美術館です003.gif
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今回は、あえて小さなサイズの作品の展示
プラド美術館の誇るエルグレゴ・ベラスケス・ゴヤやルーベンスなど著名な画家の作品来日です。
特に、作品の少ないボスの作品は日本初
「愚者の石の切除」という奇妙な名前の絵は、風刺画だそうです。
外科医とグルになって患者をだましているとか・・
細かいところまで、精密に描かれいて、発見する楽しみもあります。
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宗教画は、私の知識不足で綺麗とか、そのような感想しかないのが正直なところです008.gif

今回の私の一番の目的がこの2点のベラスケスの作品
彼の師匠とも義父ともいわれる「フランシスコ・パチェーコ」の肖像画
このフリルの表現は、ベラスケスの表現だなと、思います。
「ローマ、ヴィラ・メディチの庭園」ベラスケスがイタリア訪問中に描いた風景画
静けさの中で澄んだ空気や光が感じられ、印象派の先駆けと言われるのも納得でした。
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そして、スペインの代表的な画家ゴヤ
宮廷画家にまでのぼりつめた後の「黒い絵」まで、波乱にとんだ人生
今回の出品もそれぞれ印象の異なる絵が目立ちました。

a0275676_21195023.jpg天使を描いた清らかな「トビアスと天使」
タピストリーの下絵の「傷を負った石工」(このような絵のタピストリーが宮廷にあるのが疑問ですが)
「アルバ女公爵とラ・ベアタ」小さな小さな作品ですが、敬虔なキリスト教徒の召使をアルバ女公爵が脅しているという、毒すら感じるところが魅力(この絵葉書がなかったのが残念)

一番驚いた事が、ポスターにもなっているこのアントン・ラファエル・メングス「マリア・ルイサ・デ・パルマ」が、ゴヤの代表作のあの「カルロス4世の家族」の中央に描かれいる貫禄丸出しのような王妃であること!
13歳の時の初々しい可憐な少女の変貌に、驚きました005.gif

若い頃にプラド美術館に行き、ベラスケスの「ラス・メニーナス」に出会い、もう一度行きたいと願った気持ちをあらためて感じた美術展でした。
頑張ります・・・何をですかね006.gif
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by greenkatastumuri | 2015-11-08 21:27 | 美術展 | Trackback(1) | Comments(3)
a0275676_21262341.jpg先週、会社の帰りに三菱一号館美術館に行ってきました。
「画鬼暁斎-KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」




幕末に生まれた河鍋暁斎の経歴は、6歳で浮世絵師歌川国芳に入門、その後狩野派で学んだということですが、18歳で描いた「毘沙門天」の絵を見て、その才能は生まれついてだとつくづく思いました。
ただ、持って生まれた才能だけでなく、亡くなるまで描いた写生の絵日記が展示されていて、努力の人なのだとも感じました。

絵の題材は様々で、仏画、墨の動物画、浮世絵的な美人画、妖怪絵や春画まで展示されていました。
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有名な猫の絵(これは後期展示なので、布の写真)ぐらいしか知らなかった私ですが、ユーモアを感じさせる絵が多く、楽しく観る事ができました003.gif
特に、明治の文明開化を風刺したこの「蛙の人力車と郵便夫」と「美人観蛙戯画」は、「鳥獣戯画」を思い出し、暁斎は「本物を観たのかしら?」と思って、興味津々
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絵葉書にはなかったのですが「九尾の狐屏風」が、当時のアジアの状況を示しているなどという解説もあり、ビックリ005.gif
妖怪の九尾の狐が列強各国で、中国とインドと日本(小さな富士山)が狙われているとか・・・

今回は、この美術館の設計者であるコンドルについても、詳しい展示がありました。
コンドルは明治政府のお雇い外国人として来日し、岩崎廷や鹿鳴館、三菱第一号館など数多く代表的な明治時代の洋館を設計
鹿鳴館の階段の一部が展示されていて、ちょっと感動012.gif
手すりのデザインが、洋風でありながら、東洋の蓮のデザインを取り入れていてあり、鹿鳴館が残っていてほしかったなと、思います。

コンドルは、日本画を暁斎に学び師弟関係であっただけでなく、深い友情で結ばれていたそうです。
日光への旅行を同行、暁斎が亡くなる時にも手を握って看取ったとか。
また、パトロン的な立場でもあったようです。

今回も、友人のお嬢さんの関係の夜の特別内覧会でした。
解説の音声ガイドも無料でしたから、とても詳しくそれぞれの絵や二人の関係を知る事が出来たわけ006.gif
素晴らしい気分転換にもなり、友人親子に感謝!!

a0275676_2131054.jpg土曜日から、東京は真夏の気温 暑い季節が始まりましたね008.gif
今年初めてのカキ氷(苺の果肉が入って美味!)
体調に気をつけて、夏を過ごさねば・・
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by greenkatastumuri | 2015-07-12 21:34 | 美術展 | Trackback | Comments(0)
先週、2月以来の平日の半休を取りました。
目的は、上野の「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」

今回修復されて、全巻そろっての展示
昨年、京都で開催されているときは、本気で日帰りで見に行こうかなと思ったほど
ただただ、ディズニーランド以上に並びました002.gif
まず入館に50分、館内で甲巻のために150分・・・嵐のコンサートのグッズ販売なみ
閉館は5時ですが、出てきたら7時 貴重な?!写真
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憧れの本物、墨の筆の運び、濃淡、ユーモアあふれるいきいきとした絵
堪能できました003.gif
中で並んでいる間も、大きくのばした甲巻の動物たちが並び、解説もあり、飽きずに友人とおしゃべり
足はつかれましたが、大満足053.gif

甲巻では、蛙・猿・兎など有名な動物だけでなく、11種類もの動物が登場
このたくらんでいるような猫が気になりますし、手前では、鼠がおびえて隠れています。
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詞書がないので、内容も、作者も伝鳥羽僧正とされていますが、不明
高山寺に伝わっているのですから、寺院関係者と思われるのに、この風刺の精神
仏の蛙も、僧侶の猿も、滑稽に描かれています。
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今回、この絵巻の背景にえがかれている草花の美しさが印象に残りました。
好きな、琳派の表現にも伝わるように思います。
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個人蔵の甲巻を切り取った「鳥獣戯画断簡」の掛け軸も数点
いつの時代にと思いますが、ちょっと羨ましい!
真っ暗になってでてきたら、平成館の前には、絵巻が再現されていて、楽しい037.gif
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甲巻の他は待たずに先に見る事ができました。
高山寺秘伝の仏像図が多かったですが、私はやはり彫刻の仏像に手を合わせたいと思います。
特に、ヒラヤマの白を表現したという鎌倉時代の「白色神立像」が、美しく神々しいお姿
鎌倉時代の高山寺中興の祖と言われる明恵上人が手元に置いたといわれる「子犬」愛らしい001.gif
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もう一つの国宝の絵巻物「華厳宗祖師絵伝」も、分かりやすく、最後の方の女性が変身した龍にビックリ005.gif
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これからの楽しみのために、分厚く重たい図録を、購入・・
今日実家で、日曜日に「鳥獣戯画展」に行った弟と話をしたら、休日も平日も込み具合は同じみたい?!

息子が小学6年生の夏休みに「日本で最初の漫画」があるからと、高山寺に「鳥獣戯画」のレプリカを見に連れて行った事を思い出しました。
その時に上りの参道で、体力的に「この子にはもう敵わないと」と痛感したことも・・・006.gif
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by greenkatastumuri | 2015-05-24 00:21 | 美術展 | Trackback | Comments(2)
ゴールデンウイーク、私はカレンダー通りですから、近場に出かけて、楽しんでいます001.gif

a0275676_034150.jpg今日は、根津美術館に「尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密」へ行ってきました。
国宝2点の揃い踏みは、56年ぶりとか005.gif
根津美術館所蔵の燕子花図屏風は、10年以上前に友人と見た事があります。

今回は、熱海の梅の季節のみ展示のMOA美術館所蔵の「紅白梅図屏風」をどうしても見たいと思い、出かけました。
当初50分待ちとあり「ディズニーランド?!」と思いましたが、20分ほどで入館
並んだ甲斐がありました003.gif

光琳は天才!!
水の流れの表現のデザインは、本当に斬新です。
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屏風として展示されていましたから、角度が付く事により、左右の梅と中央の流水のバランスが絶妙053.gif
「燕子花図」の繰り返しのデザインも、もちろん秀逸ですが、琳派特有の艶やかさの中で、繊細な梅の描写と大胆な流水、光琳の作品の中でも光っています!



a0275676_0365752.jpg弟の乾山との合作の陶器などたくさん展示がありましたが、伝本阿弥光悦作の「沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒」が小品ですが、印象に残りました。
螺鈿も用いられて鹿が描かれていて、とても素敵
『 風神秘妙』 を読み返しているから、笛に目がいったのかしら?006.gif








美術館のお庭では、ちょうど燕子花が満開
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a0275676_0383873.jpgその後、六本木のミッドタウンのサントリー美術館へ
「同い年の天才絵師 若冲と蕪村」
この二人が同い年で、同時期に京都の狭い範囲で画業を行っていたことに驚きました。
伊藤若冲の「象と鯨図屏風」やユーモラスな墨一色の布袋様の絵、俳人の与謝蕪村が正統派の画家であった事などが印象に残りました。

ただ、「光琳と展覧会のはしごをしたのは、ちょっと失敗だったかも」が、一緒に行った娘との感想です。
琳派が好きな私には、やはり天才は光琳です012.gif
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by greenkatastumuri | 2015-05-05 00:42 | 美術展 | Trackback(1) | Comments(1)

初めての「おひとりさま」を楽しむ日々


by のんきなかたつむり