カテゴリ:歌舞伎( 23 )

先週、十月歌舞伎の夜の部を観劇
片岡仁左衛門さんの「助六」上演するからと、友人が声をかけてくれました。
中村勘三郎さんの「七回忌追善」公演で、好きな役者さん出演の舞台で楽しい観劇!


a0275676_21145238.jpg

「吉野山」は、静御前が坂東玉三郎さん、義経の家来の佐藤忠信が中村勘九郎さんです。忠信が、実は静御前の持つ鼓に張られている皮である狐子ども
玉三郎さんは、華やかな美しさ162.png
勘九郎さんも、時々狐のしぐさがでる愛嬌がありながら、武者ぶりが素敵でした。









a0275676_20453601.jpg

そして、今回の一番のお目当ての仁左衛門さんの「助六」!仁左衛門さんは、男気溢れるほれぼれとするかっこいい男伊達の助六177.png
歌舞伎特有の敵討ちの話が背景にありますが、煙管の雨が降る持て男ぶりが、たっぷり伝わってきます。


「助六」は、歌舞伎のお祭りのような演目
助六は、市川家の役というイメージがあります。
今回の演目は『助六曲輪初花桜』、
市川家の時は『助六所縁江戸櫻』となるようです。





相手役の揚巻は中村七之助さん、みずみずしい美しさです。
玉三郎さんが、助六たち兄弟の母役で登場
貫禄たっぷり!

仁左衛門さんの相手は玉三郎さんであって欲しいというのが、本心ですが、玉三郎さんが七之助さんに教えているのだと、思います。
今回、勘三郎さんの二人の息子さんが、先輩の相手役をつとめました。
歌舞伎の芸の継承が確実に行われているのでしょう。

ただ、仁左衛門さんも玉三郎さんも、まだまだ活躍していだだきたいです!!
お二人とも、舞台にでてくるだけで華やかになる素晴らしい役者さんですから。

[PR]
by greenkatastumuri | 2018-10-21 21:17 | 歌舞伎 | Trackback(1) | Comments(0)

七月大歌舞伎「流星」

先日、久しぶりに歌舞伎座で「七月大歌舞伎昼の部」を観劇
人気役者、市川海老蔵さんと市川猿之助さんの組み合わせ





a0275676_19545630.jpg私のお目当ては、猿之助さんの「流星」
「市川猿之助宙乗り相勤め申し候」とあり、派手な演出の好きな人としては、期待大!
七夕の季節に合わせた舞踊の演目です。

天上で1年に1度の逢瀬の牽牛と織姫の元に、猿之助さん演じる流星が雷夫婦の喧嘩をしていると、ご注進に来ます。
その夫婦喧嘩の様子を、踊りで報告
雷の夫、妻、姑、子どもの四人を、猿之助さんがお面を付け替えながら、演じ分けて、お見事038.gif
雷で落ちた所の端唄の師匠の家に落ちたばからに、その端唄に夢中な雷夫、焼きもちを焼く雷妻、間に入った子ども雷、そして最後に姑と、ユーモラスたっぷりに、踊り性別、年齢などを瞬時に踊り分けていきます。
最後は、流星らしく宙乗りで空のかなたに帰っていく楽しい演目003.gif

友人が手配してくれた3階席が、まさに花道の上にあたる席でしたから、私たちをめがけて猿之助さんが飛んでくるような感覚
手をのばした衣装に触れるような感じで、宙乗りの終点?からのドライアイスで首元がヒヤリしましたし・・

衣装が中国風なのにビックリ005.gif
七夕伝説は中国だからかしら・・
織姫の袖がフリルの衣装は???
よく考えたら、七夕の逢瀬に雷夫婦の喧嘩の話をする流星さんが無粋ですよね006.gif
そこからして、面白可笑しい舞踊劇

大満足でしたが、牽牛が坂東巳之助さんと織姫が尾上右近さんと素敵な配役だから、もう少し踊って欲しかったかな・・・
もっとも、冒頭は三階席からは足しか見えなかったからかもしれませんけれどもね。

a0275676_19553146.jpgもう一つの演目は、海老蔵さんが柳沢吉保を演じる新歌舞伎の「柳影澤蛍火(やなぎかげさわのほたるび)」
通し狂言、吉保が将軍の徳川綱吉と桂昌院に取り入って出世していくまでは、面白かったけれども、悪役に徹して欲しかったなと、思いました。
海老蔵さんの美貌あっての演目という感想です。

シネマ歌舞伎も楽しかったけれども、やはり本物の舞台は楽しい012.gif

Windows10にしたら、写真のサイズ変更が出来ない。
編集機能が違うなんて・・・007.gif
[PR]
by greenkatastumuri | 2016-07-18 19:59 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(2)
先週のイギリスのEU離脱派の勝利は驚きました005.gif
僅差とは言え、イギリスがEUから脱退する事は、第2次世界大戦以降の国の垣根を低くするという流れへの逆行、まさに歴史的転換です。
それに、円高になると日本の景気は悪くなるでしょうし・・・
移民問題がない日本人には、イギリス人の選挙結果をとやかく言う資格はないとは、思いますが

今日は、新宿ピカデリーでシネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉』を観てきました061.gif
歌舞伎上級者の友人から、昨年の舞台が素晴らしかったからと、すすめられていました。
その言葉の通り、新作、演者は全員歌舞伎役者、音楽は洋楽でその中に歌舞伎のツケの音が効果的使われていてと、とても新鮮でありながら、歌舞伎そのもので、大満足です053.gif

主役の三人は、蝦夷の長の阿弖流為役の染五郎さん、坂上田村麻呂役の中村勘九郎さん、阿弖流為の恋人役の中村七之助さん
この三人の息もつかせぬ立ち回り、エネルギッシュな演技が素晴らしく、映画なのに後半は数回観客から拍手がおきました038.gif

物語は、平安時代初期の征夷大将軍の坂上田村麻呂の蝦夷征討を元に描かれています。
大和朝廷に征服される側の蝦夷の視点で、話が進むところが興味深く思いました。
朝廷側のドロドロ感もあり、話としても面白い012.gif

歌舞伎役者の見得を切る場面では、映画ですから役者の顔がクローズアップ、日頃三階席の多い私には、大きく大きく見えます。
花道をもう一つ設置し、両花道で阿弖流為と田村麻呂が対峙してやり取りをする場面が数回あり、これは劇場で観たかったなと、思いました。
ほぼ史実通りの終わり方でしたが、戦いが無益であるというテーマも、明確です。

染五郎さん自身が2002年の劇団☆新感線とコラボして『アテルイ』を主演し、今回の舞台は歌舞伎として再演、大きな演技で当たり役!
勘九郎さんは正義感あふれる役ではまり役ですし、七之助さんは強さとはかない美しさを演じ分けていました。
この三人をみると、努力に裏付けされているのは確かですが、伝統芸能の世襲の良さを思います。
もうけ役の蝦夷の蛮甲の片岡亀蔵さんと熊子さんのやり取りには大笑い003.gif

映画で3時間ですが、これを生の演舞場の舞台で毎日演じるのは、本当に重労働と、つくづく感じます。
劇場での再演はあるでしょうか?
今回、映像として残って良かったなと思います。
たくさんの映画館で上映中、おすすめします!!
ただ、シルバー割引などがないのが、残念でしたが・・・006.gif
[PR]
by greenkatastumuri | 2016-06-26 21:26 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(2)
a0275676_2245853.jpg日曜日に、歌舞伎座の夜の部を観劇してきました。

お目当ては、坂東玉三郎さんの「阿古屋」
あらすじは、平家滅亡後の残党狩りで平家の武将景清の行方を捜すために、その愛人である游君の阿古屋を詮議するお話
その詮議は最初拷問にかけると主張する代官に対して、菊之助さんが演じる詮議の責任者の重忠が、阿古屋に三種の楽器を弾かせてその音色で、行方を知らないという彼女の本心を判断するという演目

阿古屋を演じる女形が、琴、三味線、胡弓を舞台上で弾く事が見せ場
数年前に「もう玉三郎さんが、この役はこれで最後」と言う話を聞いて、残念至極と思っていたら、今月演じるときいて、念願がかなったため、今回は1階席を大奮発006.gif
(働いていているうちの贅沢ですが)

詮議の場で「游君 阿古屋、ひきなせい」と声をかえると、揚幕があがり花道に玉三郎さん登場
ちょっと緊張?やつれた感じですが、孔雀の立体的な前帯の見事な衣装でほれぼれ
その表情を目の当たりにできて、嬉しい056.gif

最初、「行方を知る知らない」の押し問答の末、まず琴から弾き始めます。
琴柱を調整しながら、演奏(地方の三味線の伴奏あり)
三味線は、地方の三味線との掛け合いもあり、私には一番こなれているように感じました。
胡弓は、一人で堂々と

三種の楽器を、切なくも乱れなく弾きこなして、無罪と重忠が言い渡します。
素晴らしい演技・演奏でした038.gif
この三種の楽器、実際の舞台で弾く女形は、戦後は玉三郎さんの前は故中村歌右衛門さんだけだったとか
最後の玉三郎さんの顔は、無罪の喜びもあるのでしょうが、緊張のとけた優しい顔

今回の重忠役の菊之助さんは、次代を担う女形でもありますから、今回の微動だにしない立役もりりしかったですが、ぜひこの先阿古屋役をして欲しいと思います。
いつもの通り、席を手配し一緒に観劇してくれた友人は、琴も三味線もする人
彼女は今回4回目の観劇、玉三郎さんの演奏は回を重ねるごとに上手になったと、話してくれました。
この役をする上には、どれほどの楽器の稽古が必要かと考えると、本当に努力精進の結果、筆頭立女形の地位を得た玉三郎さんを尊敬です053.gif

数年前までは、もう玉様は歌舞伎をしないのかしらと危惧していましたが、人間国宝になり、興業元の松竹の後継者育成の願いを、身体をはってこなしているのでのしょうね。

楽器ごとに帯の位置を黒子の手をかりて調整することまで分かり、すべて堪能の気分、大満足003.gif

a0275676_22473333.jpgもう一つの演目は世話物の「髪結新三」
河竹黙阿弥の代表作、流ちょうなせりふ回しで、だましだまされ、最後は左團次さんが演じる口達者の大家の勝ち
(最後の一幕は、楽しい気分がなくなるから不要なように思うのは私だけかしら)
新三は松緑さん いなせな役、一所懸命さが伝わってくる感じ
この公演が二世尾上松緑追善、贅沢にも片岡仁左衛門さんと尾上菊五郎さんが、端役でちょっとだけですが、登場!
昔の「玉孝ファン」としては、至福の観劇となりました012.gif
[PR]
by greenkatastumuri | 2015-10-12 22:51 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)
a0275676_23122395.jpg昨日、歌舞伎座の秀山祭、夜の部を観劇してきました。

通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)、江戸時代の伊達藩のお家騒動を題材したお話
坂東玉三郎さんファンの一人として、乳人の政岡役が目当て012.gif

通し狂言ですから、4時半開演9時過ぎまで、長いですが、観ごたえ充分003.gif

お家騒動の始まりの「鎌倉花」、藩主の放蕩ぶりを思わせる場面から、お芝居が始まります。
その結果、幼い鶴千代が世継ぎとなり、献身的な乳母の正岡役が玉三郎さん
前半の敵役の八汐の企みをかわしながら、毒殺を恐れて、鶴千代と実子の千松には食事を我慢させています。

その後、「飯焚き」として有名な場面
毎日の食事を1回にして、ひもじい思いをしている二人に、茶道具でごはんを炊きます。
茶道具の所作の綺麗さ、幼い子二人に我慢をさせているという辛い母心の表現が玉三郎さん素晴らしい053.gif
そして、この場面があるからこそ、次の鶴千代の身代わりになった我が子の千松のおぞましい殺しの場面での、政岡の涙一つ流さずに悲しみを見せない我慢がしみじみと心にきます。
そして、千松の亡骸と二人きりになった政岡の悲嘆の場面は、涙が・・・007.gif

今回、玉三郎さんはもちろん素晴らしかったです。
加えて、憎たらしい敵役の八汐役の中村歌六さん、冷静怜悧な役の沖の井役の尾上菊之助さんが印象的
特に、子役の二人が本当に上手で、哀れさが際立ちました。
政岡が襲ってきた八汐を殺して、我が子の仇を討ち、女性の戦いの劇は幕をおろします。

仇討ちをうった場面に仁木弾正の悪の連判状が奪われ、舞台の御殿がせり上がり、床下の場面に変換
その時に連判状を奪った鼠が実は仁木弾正の妖術の姿、その後のすっぽんからせりあがってきた、蝋燭に照らされた仁木弾正役の中村吉右衛門さんは、本当にかっこよかったです038.gif

秀山祭は、先代の吉右衛門さんの生誕を記念してはじめられたという話ですから、もちろん吉右衛門さんが、メイン
このお芝居は、前半は女性・後半は男性のそれぞれのお家を守る戦いのように感じます。
つながってはいますが、二つのお芝居を観る感じ
後半は、この凄味のある仁木弾正を中心
その貫禄は、さすが!

お家騒動を裁く場面では、武家ですが町人のお白州なのが、なんとなく違和感がありましたが、歌舞伎は町人文化ですから、当たり前ですね。

この場面で市川染五郎さんが演じる管領細川勝元が弾正の不正を暴いていきます。
が、染五郎さんの話し方が、たたみかける事が大切なのは分かりますが、もう少しゆっくりでもいいように思いました。
これは、私が齢をとって聞き取る力が弱ったのかしら・・・008.gif

a0275676_23192780.jpg今回、玉様が出演と教えてくれて、席を手配して一緒に観劇してくれた友人に感謝!!
人間国宝二人、玉三郎さんは菊之助さんに、吉右衛門さんは染五郎さんに、と後輩たちに芸を継承するために一所懸命なようにも、思いました。
なにしろ、悲しいことに、真ん中の世代が不在ですから・・・025.gif
菊之助さんの政岡も観てみたいとおもいました。
[PR]
by greenkatastumuri | 2015-09-21 23:20 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)
今日でゴールデンウイークも終わり、楽しい日々は時間が経つのは早い
明日から仕事、土曜日も出勤日だし・・・・
遊びと、実家と、忙しかったですが、充実していました001.gif

a0275676_21595988.jpg日曜日は、友人たちと歌舞伎座の夜の部へ
「団菊祭」となっていますが、残念ながら団十郎さんは亡くなっています。
思えば、私が若い頃の「三之助」のうち生きていらっしゃるのは、旧菊之助の菊五郎さんのみ
旧新之助、旧辰之助のそれぞれ息子の海老蔵さんと現松禄さんの舞台であることに気が付いて、ちょっと寂しくなりました007.gif 

まず、由井正雪の乱をモデルにした「慶安太平記 丸橋忠弥」
尾上松禄さんが、主人公の丸橋忠弥
最後の捕り物の場面が、見もの!(それまでは、時々ウトウト)
幕府の捕方との立ち回りが面白く、特に縄の場面
ただ、何しろ今月の幕が開いて2日目ですから、手順が観客に分かる感じで、応援しながら観劇037.gif

次が「蛇柳」
歌舞伎十八番の一つですが、最近復活した演目とのこと
「団菊祭」ですから、団十郎さんの息子の海老蔵さんが主人公
(初めて演目名を見た時には、『ハリーポッター』の暴れ柳が頭に浮かんだ私)
大蛇を柳に弘法大師が変化させて・・・という舞踊劇
話の最後に「えー」と私が騙された005.gif展開があり、海老蔵さんの見得が最大の見どころかしら
舞台の上に天井が作られ、そこに「成田山新勝寺」のお札、その為3階席からは観にくかったですが

a0275676_227162.jpg最後の演目が「神明恵和合取組合 め組の喧嘩」
「火事と喧嘩は江戸の華」の言葉の通り、鳶職の町火消しと相撲取りとの喧嘩の話
め組の頭の辰五郎役が尾上菊五郎さん
洒脱な演技で、好きな役者さんの一人003.gif
「辰五郎が30代の若僧」という台詞があるのですが、ちょっとその点は無理があるかも・・・
息子の菊之助さんの辰五郎も観たいなと、思いました。
最後の乱闘場面は、役者さんが勢ぞろいで楽しく観る事ができました!
あと、3階席までプロンプターの声で台詞が聞こえてきたのは、ご愛嬌ですね006.gif

このお話の舞台は芝神宮、前の事務所のそばで、芝神宮内に狛犬の台に「め組」とあった事を思い出しました。
江戸の世界は、案外近いのかもしれませんね。
[PR]
by greenkatastumuri | 2015-05-06 22:05 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)

京都南座の午後の部 

昨日は、大震災3.11から4年目
犠牲者の方のご冥福をお祈りするとともに、まだ苦しんでいる方々がいる事を忘れず、風化させないようにと、テレビを観て、あらためて思いました。

そのような時に、またまた遊んできた話で、ちょっと肩身が狭いですが・・・
この土日、京都に行ってきました。

メインは、南座の歌舞伎観劇
1月の浅草歌舞伎の若手メンバーが、今度は京都南座に出演
座頭は、友人ご贔屓の尾上松也さん
午後の部が大好きな「弁天娘女男白波」ですから「京都へ行こう!」となりました006.gif
(もっとも、私は次の日曜日京都観光でしたが・・・)

浅草と主なメンバーの違いは、中村右近さんが加わり、中村児太郎さんが抜けたのみの変更
平均年齢23歳の、まさにフレッシュな若手の歌舞伎役者さんたちの「三月花形歌舞伎」
a0275676_2234423.jpg

友人が心配していた南座の入りは、土曜日の夜の1階席の空席はなかったように見えました。
松也さんは、最初に友人に誘われて観劇した頃は女形でした。
その頃から大柄だなとは思いましたが、今回ぴったりな役です。
残念ながら出だしのちょっと高い声の時は声が不調なようでしたが、そのあとは声がでてました!
七五調の黙阿弥の名台詞も楽しいお芝居でした003.gif

特に、浅草・今回と連続して観劇した中で、一番の注目は坂東巳之助さん
つい最近亡くなった坂東三津五郎さんの息子さん
今回、演技・声と素晴らしく思いました。
名優の三津五郎さんも安心できる後継者になりますね、精進なさったのでしょう!
巳之助さんの意気込みが、浅草とは違うと感じました。
最後の浜松屋の花道での松也さんと巳之助さんのやり取りは、悪役の二人で、決まっていて、素敵038.gif

もう一つの演目は「闇梅百物語」
初めてみました、怪談話で河童、狸、一本足、骸骨、なぜか雪女?の踊りを楽しんだ後、狐の姿の中村種助さんの素晴らしい側転もある大団円で幕
面白かったですが、保守的な京都ではどう受け止められるのかしらと、心配

私より少し若い歌舞伎役者さん、中村勘三郎さん、三津五郎さんが亡くなり、中村福助さんも病気療養中と、この先が不安な歌舞伎の世界007.gif
この若い若いメンバーたちにも、ますます頑張って欲しいと、つくづく思います
[PR]
by greenkatastumuri | 2015-03-12 22:39 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(2)
a0275676_2253923.jpg昨日、新春浅草歌舞伎の第2部に行ってきました。
メインの出演者七人が全員20代
ポスターも、まるでジャニーズ事務所風です006.gif



お正月公演恒例のお年玉(年始ご挨拶)は、尾上松也さんと中村隼人さん
隼人さんが「松也兄さんだけが昭和生まれで、あとは平成生まれ」と言って、これには、私もビックリ005.gif
私の子どもたちより若い人の歌舞伎を観て、楽しむようになったのかと・・・・

丁度一週間前に、この浅草歌舞伎を取り上げたテレビの「ノンフィクション」という番組が放映
その中で、今回座頭の松也さんが菊五郎さんから、中村児太郎さんが玉三郎さんに、坂東巳之助さんが父である三津五郎さんに、とそれぞれ指導を受けていました。
歌舞伎の芸は、このように若手に継承されている事がわかり、特に玉三郎さんがお茶目で面白く、昨日の観劇が楽しみでした。

a0275676_226256.jpg今の若者らしさが伝わる楽しいご挨拶のあとは、「仮名手本忠臣蔵」の五段目と六段目
早野勘平を松也さん、お軽を児太郎さん、定九郎を巳之助さんが演じます。
五段目の場面を観ていて、若いころ先代の松禄さんの演技を観た事を思い出しました。
それに比べると、悪の凄味がちょっと足りない感じがしましたが、縞の財布を口にくわえた決めのポーズはきまっていました!
松也さんと児太郎さんのお二人は、役の実年齢に近いでしょうし、情感が伝わってきました!!
ただ、この演目を観るといつも思うのは、「早く傷口を確認しなさい」です。
現代人の感覚で観てはダメなのでしょうね026.gif







a0275676_2265715.jpgその次は踊りが二つ
「猩々」、架空中国の生き物がお酒を飲んで、楽しく踊ります。
そして、お正月らしい「俄獅子」
可愛い中村米吉さんの芸者姿を観ることができて、お正月から気分上昇012.gif

松也さんは、5年ほど前から友人がご贔屓で、正直こんなにも人気が出るとは思ってもみませんでした。
でも、今回若手のリーダーとして頑張っている姿を観ると、嬉しい!
今回の浅草歌舞伎の座頭は、立派038.gif
これから「話題の人」とだけでなく、歌舞伎の舞台でますます精進して欲しいなと思います。

若い人たちの歌舞伎、一所懸命さが伝わり、元気をいただいて帰る事が出来ました003.gif
3階席3000円はとてもお得感ありです。
[PR]
by greenkatastumuri | 2015-01-25 22:10 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(2)
イスラム国の過激派が、フランスでの襲撃だけでなく、今度は日本人を人質に022.gif
恐ろしい事件が起きていますが、このことで、多くの善良なイスラム教徒の人々が気の毒
若いころのエジプト旅行の時、一斉にアラーの神様に祈りを捧げる姿に驚いたけれども、皆様本当に気のいい、優しい方々でした。


a0275676_23165688.jpg今年の歌舞伎始めは、4日の歌舞伎座の「初春大歌舞伎 夜の部」
歌舞伎座の中もお正月気分いっぱいでした。








a0275676_23151598.jpg中村吉右衛門さんの「番町皿屋敷」

怪談話ではなく、主人であり恋人である旗本の気持ちを確かめるためにわざと家宝の宝物を割った腰元との、悲劇な話
吉右衛門さんの悲嘆さからのお皿を割る姿は迫力があったけれども、染五郎さんなどの若い世代でも観てみたいななどと、贅沢な事を思いました。










a0275676_23185399.jpg次がお目当ての坂東玉三郎さんの「女暫」

荒事の代表作の「暫」の女形バージョン
江戸時代の芝居小屋で立役者より人気のある女形がいて、苦肉の策でこの演目が生まれたのかな、なんて考えると面白いな003.gif
玉三郎さんは、猛女で有名巴御前の役
劇の途中に、花道から登場ですが、本家の市川家に筋を通すためか成田屋さんの定紋を両手に持っていて大変そう
ただ、舞台からの問いかけに対して花道の玉様がそっぽを向く顔の位置が、私たち3階席の方向で嬉しい001.gif

勇ましい立ち回りが終わった芝居の後の幕外が、最高の見せ場
玉三郎さんが巴御前から素の女形に戻り、花道の六法が踏めないと言い出すと、舞台番の吉右衛門さんが指導
この二人の人間国宝の軽妙なやり取りの楽しさ
お正月にお二人を観る事が出来て幸せな気分053.gif
この演目をすすめてくれた友人に感謝です!



a0275676_23205971.jpg最後が市川猿之助さんの「黒塚」

なんと、今月が猿之助さんの新歌舞伎座初お目見えだそうです。
数年前の襲名でも観ていますが、猿之助さん演じる鬼女が月の影と戯れて踊る場面は、本当に見事
この場面を観るのは、三階席が、ある意味特等席だと思います006.gif

今週の土曜日は、浅草の若手のお芝居の観劇
今年も、歌舞伎楽しみです。
[PR]
by greenkatastumuri | 2015-01-20 23:27 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)
a0275676_1739689.jpg土曜日に「七月大歌舞伎」、一日歌舞伎座観劇をしてきました。
若い頃にも、通しで一日はしなかったですが、楽しい休日となりました001.gif

お目当ては、もちろん玉三郎様
歌舞伎通の友人たちから、「もう玉三郎さんは、これから綺麗な役をしないかもしれない」ときいたので・・
昼の部が「夏祭浪花鑑」のお辰役、夜の部が「天守物語」の天守夫人富姫役









a0275676_1739423.jpg富姫、最高でした038.gif
世話物の若女房役のお辰の時には、正直「綺麗ではあるけれども、ちょっと顔に傷をつけてまで女の意地を通すほどではないかな」と思いました。

でも夜の部の「天守物語」、この世の者ではない姫路城の天守に住む富姫様、妖精(妖怪?)の気高い美しさ、時には可愛らしさもあり、「さすが玉様」でした053.gif

原作泉鏡花のせりふまわしも美しく、舞台装置も歌舞伎的でなく天守の最上閣を柱と獅子で表現
猪苗代湖から遊びに来る亀姫の尾上右近さんと、姉妹のような微笑ましいやりとりが、まがまがしさも匂わせながら可愛らしい056.gif

恋の相手の図書之助の市川海老蔵さんと並ぶと、本当に絵になる二人の美しさ012.gif
玉三郎さんは、舞台の上で自分が一番綺麗に見える立ち振る舞いを熟知しているようで、特に立ち姿は完璧
若い頃の綺麗、はかない美しさとは違う、圧倒的な美の姿を観る事ができたようで、感激!!

「天守物語」はカーテンコールが2回にあり、驚きました005.gif
人間国宝になっても、なかなか本筋の「歌舞伎」とはまた違うのかしらとも?!

まだまだ、歌舞伎の世界に立女形筆頭として、舞台に立ち続けていただきたいと願います。
ただ、玉三郎さんは自分自身の一番厳しい批評者でしょうから・・・・・・

私の20代の頃の玉三郎さんの相手役は、片岡孝夫(仁左衛門)さんや先代の市川海老蔵さん
その頃は、息子の海老蔵さんの相手役をつとめる玉様を想像なんて出来なかったですから、面白いですね006.gif

玉三郎さんと海老蔵さんという、今一番人気の二人の歌舞伎公演
夜の部の三階席真正面の席を手配してくださった友人と、一日観劇を付き合ってくれた友人に感謝です!!
[PR]
by greenkatastumuri | 2014-07-21 17:45 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(2)

初めての「おひとりさま」を楽しむ日々


by のんきなかたつむり