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8月15日に思う事

今日は8月15日、太平洋戦争終戦から70年
その間、朝鮮戦争やベトナム戦争がありましたが、日本は戦争もなく平和で幸せな日々
このことは、日本が侵略した国々の方々をはじめ、国内の被害者の方々の、甚大な犠牲の上に成り立った幸せだと、追悼、感謝しなくてはなりません。

テレビも、各局戦争特集を放映
櫻井君と池上さんの番組で、10代後半から30代前半の世代の約半分が、「日本がアメリカと戦争した」事実が不正解で、本当に驚きましたし、悲しかったです002.gif
これは、もちろん学校の石器時代から始める日本史教育の欠陥でもあるし、戦争を知っている親を持つ私たちの世代の責任でもあるように、ショックを受けました。

昨日から2回目の夏休み三連休で、実家へ
父が、新聞を読みながら、しみじみと「戦争は絶対にダメだ」と熱く語っていました。
大正15年(1926年)生まれですから、満州事変の1931年から、ずっと戦争状態で、戦後が平和であることは「切実に幸せ」だと話してます。
父は、1945年の終戦時には京都在住の理系の学生でしたし、直接的な被害はないのだろうと、勝手に思っていました。
が、2番目の伯父が軍人となり、長慶への物資を運ぶ船に乗船、爆撃を受けて九死に一生を得た話が昨日は出てきて、驚きました005.gif
温和そのものだった伯父も、戦争の地獄を見たのだなと、あらためて思いました。

50代で亡くなった母は、昭和6年(1931年)生まれですから、生まれてからずっと戦時下の生活
学徒動員により工場で働いたと、生前よく話していました。
中央線沿線に家があったため、空爆が酷く、日本の爆撃機は全く歯が立たず、その上パイロットのパラシュートが開かずに、亡くなった目撃の話008.gif
3月の東京大空襲の夜は、空が真っ赤で怖かった事
家で鶏を飼っていて、最後はカレーにしたけれども、家族は食べる事が出来なかった話。
15日の玉音放送はよく分からなかったけれども、戦争が終わったと教えてもらって、嬉しくて遅くまで、すぐ上の伯父と遊んだ時の開放感001.gif

そして、女学校5年で卒業だと楽しみにしていたら、突然高校生になりもう1年学校に行くはめになって残念だったと、「勉強が好きでない」と娘に公言する母らしい言葉で話を締めくくっていました。

私自身は、もちろん戦争を知りませんが、母の言葉は繰り返し聞かせされていましたし、「すいとん」の実食付でしたから、ほんの少しは身近に感じる事が出来ているように思います。
お祖母ちゃんから聞いた話として、私は子ども二人に話をしたと思いますが、二人の記憶に残っているか疑問なので、今度またちゃんと話したいと思います。

私の両親は、他の同世代の方々に比べると恵まれていますが、悲惨な体験を伝える事と「正しい戦争はない」事実こそ、戦争抑止になると思います。
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by greenkatastumuri | 2015-08-15 17:03 | 日常 | Trackback | Comments(0)

「おひとりさま」を楽しむ日々


by のんきなかたつむり