上橋菜穂子さん「鹿の王」

今年の夏季休暇3日は、分割して3連休を3回の予定
仕事の関係で、金・土・日限定ですが・・・
今週の1回目は残念ながら歯医者と皮膚科通い(皮膚科が半年かかると言われて心身ダウン007.gif

今日は一日読書(プチ断捨離は3回で、すでに飽きました021.gif
上橋 菜穂子さんの「鹿の王」、今年の本屋大賞受賞作
上巻は「生き残った者」、下巻は「還って行く者」とサブタイトル
1回読んだだけでは、理解不能な点が多く残っています。

舞台は、アジア系の架空の世界で、多数の民族が征服された国家
主人公は、二人
小さな民族出身で奴隷の身分におとされたヴァン
征服された側であるが、征服者側に重用されている若き医師のホッサル

今の世の中で騒がれている伝染病を連想させるような、病原菌が大きなテーマ
この医学的な描写が私の理解できない大きな点なのですが、この伝染病を武器にする恐ろしさは、切実に伝わってきます。

ファンタジー小説なので、想像上の生物がたくさん登場、特にヴァンが乗りこなす「飛鹿」は素敵003.gif
ヴァンは魅力的な男性像ですが、サエ、ミラル、イリアなど、たくましく優しい女性が登場
ヴァンが拾って育てるユナは可愛らしく、ついタンダとバルサを思い出します。
(ずっとほのぼのしていますけれども・・・)

この小説は、大人向に書かれたと思います。なかなか甥と姪から本が回ってこない事も納得

題名の「鹿の王」は、本来弱い仲間の鹿を救うためにわが身を差し出すやや老齢の鹿を指すと描写がありますが、最後にヴァンの父親の言葉では「己の命を大切にしろ」とあります。
この言葉と、ふんわりですが、ヴァンとサエとユナに希望がもてる描写にほっとしました053.gif

上橋さんの作品らしく、征服側、征服された側の政治的な駆け引きや弱小民族の描き方はスケールが大きく、面白かったです。
ただ、やはり「守り人」シリーズのファンとしては、あまりに専門的な話が多くて、のめりこむところまではいかなかったかな001.gif
一気に筋を追っただけですから、今度はゆっくり読み返そうと思っています。

この小説は、真剣に老眼鏡をかけて読んだ最初の一冊になりました012.gif
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Commented by aamui at 2015-08-19 07:09
お早うございます この本はたくさんの予約が入っていてまだ読めませんが きっと私ものめりこめないかも 今三浦シモンさんの本を読んでいます
Commented by greenkatastumuri at 2015-08-19 21:11
aamui様
本屋大賞受賞作ですから、予約もいっぱいでしょうね。
三浦さんの「風が強く吹いている」が好きです。
映画化された作品ですが、若者が頑張っている姿がユーモラスを交えながら描かれているところに、惹かれます。
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by greenkatastumuri | 2015-08-09 00:27 | | Trackback | Comments(2)

初めての「おひとりさま」を楽しむ日々


by のんきなかたつむり