花形歌舞伎『陰陽師』

9月は、連休が二つあって嬉しいなと思っていたのですが、現実は・・・008.gif
先週の連休は、台風の被害が大きい地方の方々本当にお気の毒でしたし、今週は父が風邪をひいて私は実家通いです。(父の風邪はそれほど重くはないのですが、仕事が休みだと)
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気を取り直して、忘れないうちに今月初めに観た歌舞伎座の『陰陽師』の感想です。
「花形歌舞伎」の名の通り、若い歌舞伎役者さんが勢揃い006.gif

安倍晴明に染五郎さん、晴明の友人の源博雅に勘九郎さん、平将門に海老蔵さん、将門の娘に滝夜叉姫に菊之助さん、将門を討つ俵藤太に松録さん、将門の妻に七之助さん、そして将門の黒幕に愛之助さんと、若手スターがズラリ

原作が夢枕獏さんの『陰陽師』、原作ファンの友人と京都の晴明神社に行く前に読んだ記憶がありますが、うろ覚え・・
新しい歌舞伎座での初めての新作歌舞伎だとのこと。
その為か、筋がわからなくても大丈夫、ときどき舞台上に「20年前」などと字幕があり、とても分かりやすい筋立てでした。

最初の晴明と博雅が登場すると、魑魅魍魎の世界が登場
菊之助さんの滝夜叉姫が化け物に乗って登場するが、その後はずっとお出ましなし??

染五郎さんの晴明は美しいですが、五芒星を浮き上がらせたり狐を懐に抱いていたり、なかなか楽しく現代的でした。
笛の名手の勘九郎さんは、誠実さが滲み出ていましたし、二人の平安貴族の雰囲気は素敵!

その後は、『陰陽師』の演目名とは違って、延々と平将門さんのお話が続くので、ちょっと驚きました005.gif
海老蔵さんは、グロテスクな場面もありましたが、以前の「狐忠信」の頃に感じた違和感がなくなり、團十郎さんが亡くなって精進なさっているように、生意気ですが感じました。

滝夜叉姫は、ひたすら父を慕う娘で、原作ではどうだったのかしらと疑問に思いましたが、やはり菊之助さんは綺麗な役者さん012.gif
最後まで悪役なのが、愛之助さん
この人が、実は藤原純友の悪霊だったというオチですが、二人が同時代に反乱をおこして承平天慶の乱と称されているところから、小説家の発想は面白いですね。
藤太は儲け役、松録さん格好の良い!

よく考えたら、若い頃の三之助さんの息子さん達が三人とも揃っている訳で、歳をとるはずだとも思う反面嬉しくも思いました。

伝統的な歌舞伎とは違った側面もたくさんあった舞台でしたが、いくつになってもミーハーな私には楽しく、誘ってくれた友人の「派手で楽しい方がいいよね」の言葉の通り、華やかな舞台でした003.gif

観終わってから、NHKのBSの染五郎さんのドキュメンタリーが放映
1年前の大事故から復帰した染五郎さんの苦労と情熱を知り、また海老蔵さんたちの稽古の時の嬉しそうな姿を観ると、若い同世代で演目が出来る役者冥利があるのでしょうと、感じました。

テレビに菊之助さんを熱心に指導する玉三郎さんの姿が映って、嬉しかったです。
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by greenkatastumuri | 2013-09-22 22:01 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)

初めての「おひとりさま」を楽しむ日々


by のんきなかたつむり